BEST OF MINPAKU部門別紹介【転貸民泊部門】|共通点と差別化ポイント解説

2025.09.18イベント

BEST OF MINPAKU部門別紹介【転貸民泊部門】|共通点と差別化ポイント解説

民泊業界の優れた施設を表彰する「BEST OF MINPAKU」。中でも注目を集めているのが、賃貸物件を活用して運営される【転貸民泊部門】です。

本記事では、2025年度の受賞施設をランキング形式でご紹介しながら、共通点や差別化ポイントを詳しく解説します。

これから民泊運営を始める方や、転貸型に可能性を感じている方は、ぜひ参考にしてください。

 

BEST OF MINPAKU転貸民泊部門とは

「BEST OF MINPAKU転貸民泊部門」とは、居住用の賃貸物件を第三者が借り上げ、民泊として運営している施設の中から、特に高い評価を受けた物件を表彰する部門です。

運営者の工夫や施設の魅力、レビュー評価、稼働率などを総合的に判断し、実績ある物件が選出されます。

都市部での運営や、限られた空間での差別化が求められる分野でもあり、多くの運営者にとって実践的なヒントが詰まっています。

 

2025年転貸民泊部門1位は「Geisha House -KOUME-/東京都新宿区」

JAPAVISTA Radiant

2025年の転貸民泊部門で栄えある1位に選ばれたのは、東京都新宿区に位置する「Geisha House -KOUME-」です。

この施設は、江戸時代の華やかな芸者文化をテーマにした赤を基調とした空間デザインが特徴で、国内外のゲストに強く印象を残します。

和の伝統美を活かしつつ、清潔感と機能性を兼ね備えた室内は「写真映え」する空間としても高評価。

新宿という利便性の高い立地もあり、観光・ビジネス双方のニーズを満たす点が選出の決め手となりました。

 

2位以降のノミネート施設紹介

転貸民泊部門では、都市部を中心に多様なスタイルの宿泊施設が選出されました。

ここでは、第2位から第10位までのノミネート施設をご紹介します。

それぞれが個性豊かなコンセプトと地域性を活かした魅力で、訪れるゲストに特別な滞在体験を提供しています。

 

第2位:ウルエスポワール(沖縄県石垣市)

石垣島に位置するウルエスポワールは、25畳の広々としたリビングが魅力。

島時間を感じられる癒しの空間で、グループ旅行や家族での滞在に最適です。

 

第3位:里山辺ウッドハウス(長野県松本市)

温泉付きログハウスとして、自然豊かな里山エリアで非日常を演出。

広い庭でのBBQや周辺の古民家蕎麦屋など、地域とのつながりも感じられる宿です。

 

第4位:たんぽぽ庵EBISCHO(大阪府大阪市)

風水を取り入れた“金運アップ”のインテリアが話題。

新世界エリアに近く、大阪観光の拠点としても人気を集めています。

 

第5位:Cozy Crazy(東京都大田区)

ポップなカラーとユニークな装飾が非日常感を演出する施設。

名前の通り、遊び心と快適さを両立した空間設計が高く評価されています。

 

第6位:Sakura House Shibuya(東京都渋谷区)

アニメや漫画をテーマにした部屋が特徴で、海外からのアニメファンに人気。

渋谷の利便性も兼ね備えたカルチャー発信型の宿泊施設です。

 

第7位:Healing space room(大阪府大阪市)

プロジェクターや広めのバスルームを完備し、ラグジュアリーな長期滞在にも対応。

道頓堀徒歩圏内という好立地も魅力です。

 

第8位:Thanks for you『Shinjuku』(東京都新宿区)

新宿エリアの中心部に近く、電車での移動にも便利。

ビジネスと観光の両立が可能なシンプルかつ快適な空間が評価されました。

 

第9位:Joint Court Kameido 亀ちゃん(東京都江東区)

リビング・和室・屋上テラスを備えた多機能型の物件。

都市部でもプライベート感のある空間設計が際立っています。

 

第10位:AYA Funabashi104(千葉県船橋市)

和モダンな内装と畳のある寝室が特徴。

日本茶の家系による“和のもてなし”をコンセプトに、ファミリー層にも好評です。

 

ノミネート施設は下記ページの民泊ランキング部門別で「転貸民泊部門」を選択してご確認ください。

2025年 BEST OF MINPAKU

 

転貸民泊部門のノミネート施設で共通していること

生活感と利便性を兼ね備えた“暮らすように泊まる”空間

転貸民泊部門の多くの施設は、もともと居住用として設計された物件を活用しているため、キッチンや洗濯機、収納スペースなど、長期滞在にも適した生活設備が充実しています。

ゲストはホテルでは得られない「暮らすように泊まる」感覚を楽しめるのが特徴です。

 

駅近・観光地至近など都市部ならではのアクセスの良さ

立地面では、ほとんどの物件が都市部の駅近や人気観光地に位置しており、初めての訪日客でも安心して滞在できます。

公共交通機関との相性が良く、ビジネス・観光の両面で高い利便性を実現している点も共通しています。

 

転貸民泊部門のノミネート施設の差別化ポイント

住宅の外観

インテリアやテーマ設定による“空間演出”の工夫

同じような間取りでも、施設ごとに個性を演出するための工夫が随所に見られます。

たとえば、「Geisha House -KOUME-」では江戸の華やかさを再現し、「Cozy Crazy」では遊び心にあふれる内装で滞在体験に彩りを加えています。

こうした独自のテーマ性が、ゲストの記憶に残る滞在を実現しています。

 

レビューや清掃体制などソフト面での“安心感”の提供

設備や立地だけでなく、レビューの管理や清掃の品質向上にも力を入れている点が差別化要因です。

特に転貸民泊では、ホストとゲストの距離がやや遠くなる傾向があるため、事前案内の丁寧さやトラブル対応のスピード、清掃の徹底などが高評価を獲得する鍵となっています。

こうした細やかな配慮が、再訪や口コミによる集客にもつながっています。

 

おわりに

「BEST OF MINPAKU 転貸民泊部門」では、住まいを活用した民泊という制約の中でも、多様な創意工夫が光る施設が選出されました。

生活に密着した立地や設備を活かしながらも、空間演出やレビュー管理などで高評価を得ている点は、今後の民泊運営のヒントとなるはずです。

これらの事例を通じて、転貸民泊の可能性と魅力をあらためて実感できるでしょう。

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榊原 啓祐
ハウスクリーニングや壁紙再生事業でフランチャイズ本部事業等を立ち上げ、僅か5年で400店舗以上を出店。民泊事業には2015年8月に参入し、現在では民泊運営と共に、リゾート地での貸別荘もスタート。ハウスクリーニングの経験から、民泊清掃の第一人者でもあり、これからの民泊業界を牽引する若き経営者。