BEST OF MINPAKU部門別紹介【一戸建て民泊部門】|共通点と差別化ポイント解説
2025.07.04イベント
全国の優れた民泊施設を表彰する「BEST OF MINPAKU 2025」。
なかでも注目を集めたのが、一戸建てタイプに特化した「一戸建て民泊部門」です。
本記事では、受賞施設やノミネートされた民泊の特徴をもとに、共通点や差別化ポイントを整理しながら、これからの民泊運営に役立つヒントを解説します。
BEST OF MINPAKU一戸建て民泊部門とは
BEST OF MINPAKUは、全国の民泊施設の中から特に優れた施設を表彰するアワードです。
その中でも「一戸建て民泊部門」は、2025年度で最も多くのエントリーを集めた部門として注目されました。
一戸建てタイプの民泊は、他の宿泊者と空間を共有せずに過ごせるプライベート性が魅力です。
近年では、家族旅行やグループ滞在、静けさを重視する個人客の需要も高まっていますので、都心部以外での需要も一定数あると考えられます。
また、戸建て型はリノベーションの自由度が高く、内装や設備にオーナーのこだわりを反映できる点も特徴です。
こうした柔軟性により、宿泊者にとって特別な体験を提供できる施設が多数登場しています。
2026年一戸建て民泊部門1位は「炉之宿 淀川/大阪府大阪市」

2026年の一戸建て民泊部門で第1位に選ばれたのは、大阪府大阪市の「炉之宿 淀川」です。
最大14名まで宿泊可能な一軒家で、囲炉裏やピザ窯、岩盤浴など、滞在そのものを楽しめる設備が充実しています。
家族やグループで過ごしやすい広さに加え、非日常感のある空間演出が魅力です。
一戸建て民泊ならではの貸切感と、特別な時間を演出する設備のバランスが評価された施設といえるでしょう。
2026年一戸建て民泊部門の2位以降のノミネート施設紹介
第2位:山笑ふ/静岡県静岡市
2026年3月に開業した、一棟貸しの山小屋です。
山と川に囲まれた静かな環境で、囲炉裏を囲みながら何もしない贅沢を楽しめます。
第3位:ジャパビスタ エンチャント/大阪府大阪市
131㎡の5LDK戸建てをフルリノベーションした施設です。
西九条駅から徒歩4分で、難波やUSJへのアクセスにも優れています。
第4位:THE 離泊 南阿蘇 水の御宿/熊本県阿蘇郡
築150年以上の古民家を改装した、ペット可の一棟貸し宿です。
阿蘇の絶景や星空、サウナ、囲炉裏を楽しめる滞在が魅力です。
第5位:今昔荘 大阪 鶴橋 – 鶴寿 -/大阪府大阪市
猪甘津橋に集う鶴をテーマにした宿です。
庭や壁紙、装飾に鶴をあしらい、健康と長寿への願いを込めた空間が特徴です。
第6位:ジャパビスタ ワンダーランド/大阪府大阪市
大阪メトロ朝潮橋駅から徒歩7分の、2LDK・66.4㎡のリノベーション戸建てです。
ユニークなデザイン空間で、快適な滞在を提供しています。
第7位:富士暁月 湖凪KONAGI/山梨県南都留郡
富士河口湖を望む、和モダンな宿です。
自然と月を感じながら、静かで特別なひとときを過ごせる点が魅力です。
第8位:R天下茶屋 朋/大阪府大阪市
関西空港直結、難波まで5分の好立地にある大型宿です。
和モダン空間に信楽焼風バスタブと坪庭を備え、最大24名で利用できます。
第9位:函館shirokuma/北海道函館市
函館港の海上レストランを再生したホテルです。
圧巻のマリーナビューを楽しめる空間として、地域住民や観光客に新たな価値を提供しています。
第10位:ジャパビスタ アクア/大阪府大阪市
3LDK、98㎡の2階建て施設です。
阪神千鳥橋駅から徒歩6分で、観光地へのアクセスに優れ、高品質な寝具と設備も整っています。
過去ノミネート施設
2025年一戸建て民泊部門1位は「プライベートリゾート日暖 – 静岡県熱海市」

2025年のBEST OF MINPAKU「一戸建て民泊部門」で第1位を受賞したのは、静岡県熱海市にある「プライベートリゾート日暖」です。
本施設は一日一組限定の一棟貸しヴィラで、源泉かけ流しの天然温泉をはじめ、露天風呂や暖炉、ウッドデッキなど、贅沢な設備が充実しています。
特に「何もしない贅沢」をコンセプトに設計された空間は、日常を忘れさせる静けさと開放感を提供し、利用者から高い評価を得ています。
和と自然が調和したデザイン、暮らすように滞在できる設え、熱海という観光地との相乗効果が受賞の決め手になったのではと考えます。
2位以降のノミネート施設紹介
第2位:Hotel be home Tokyo/東京都台東区
第3位:JAPAVISTA Hisho/大阪府大阪市
第4位:ヴィラテラス前橋/群馬県前橋市
第5位:Villla 緑と物語/静岡県伊東市
第6位:今昔荘 大阪 天下茶屋 – 日本茶 -/大阪府大阪市
第7位:Calm Villa 熱海/静岡県熱海市
第8位:自家源泉の宿 櫻井邸/静岡県賀茂郡河津町
第9位:USHIMADOO Villa/岡山県瀬戸内市
第10位:鐵十郎(旧小國家)|兵庫県神崎郡
一戸建て民泊部門のノミネート施設で共通していること
一戸建て民泊施設の大きな魅力は、他の宿泊者と空間を共有しない完全なプライベート空間にあります。
家族やグループで自由に過ごせるだけでなく、周囲の目を気にせず滞在できる点が高く評価されています。
さらに、和モダンな内装や自然素材を活かした設計、中庭や露天風呂といった非日常的な演出が、日常から解放された特別な体験を提供します。
宿泊者にとって「静けさ」と「特別感」が両立した空間こそが、一戸建て民泊の魅力の本質です。
一戸建て民泊部門のノミネート施設の差別化ポイント

ノミネートされた一戸建て民泊施設は、共通する基本的価値を押さえながらも、明確なコンセプトや視覚的訴求により、それぞれ独自の魅力を発揮しています。
本章では、それらの差別化ポイントに注目します。
滞在中のイメージが膨らむ写真とコンセプト設計
上位施設の多くは、宿泊者の滞在体験を具体的に想像させる工夫がなされています。
たとえば「温泉を楽しむ夜のひととき」「バーベキューを囲む夕暮れのテラス」「茶室で静かに過ごす朝」など、生活の一場面を切り取ったような写真が掲載されており、見る者の期待感を高めます。
また、それらの写真と施設コンセプトが一貫性を持って設計されている点も重要です。
「和モダン」「森との共生」「芸者文化の再現」など、世界観が明確であるほど、その施設の独自性が強く印象づけられます。
内装や設備も、テーマに沿った素材・配色が用いられており、ビジュアルとストーリーが一致する構成が評価されています。
眺望の良い施設は積極的にアピール
立地の特性を活かした「眺望」も、施設の強みとして効果的に打ち出されています。
海、山、川、夜景、森林など、それぞれの地域性を象徴する景観をどのように取り込むかが差別化の鍵となっています。
特に、客室や浴室からの視界にこだわった設計が顕著であり、オーシャンビューのベッドルーム、星空が見える露天風呂、大開口の窓を活かしたリビング空間などが紹介されていました。
その際、眺望の具体的な方向・範囲・時間帯の魅力まで言及している施設ほど、情報の説得力が高くなっています。
これにより、単なる「景色の良さ」ではなく、「いつ・どのような状況で感動体験が得られるか」が明確に伝わり、予約意欲を高める要因となっていました。
おわりに
BEST OF MINPAKUの一戸建て民泊部門では、プライベート性と空間演出を両立した施設が高く評価されました。
共通するのは、滞在者の視点に立った非日常体験の提供と、立地や建物の特性を活かした差別化の工夫です。
今後、民泊運営においては単なる宿泊場所ではなく、「記憶に残る空間づくり」が重要な視点となるでしょう。
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