BEST OF MINPAKU部門別紹介【一棟型民泊部門】|共通点と差別化ポイント解説

2025.09.04イベント

BEST OF MINPAKU部門別紹介【一棟型民泊部門】|共通点と差別化ポイント解説

BEST OF MINPAKUでは、全国各地の個性豊かな民泊施設を対象に、宿泊者や運営者からの評価をもとにしたランキングを毎年発表しています。

本記事では、その中でも「一棟型民泊部門」に注目し、上位にランクインした施設の魅力や傾向、成功のポイントを詳しく解説。

民泊オーナーやこれから開業を考える方にとって、差別化や集客戦略のヒントが詰まった内容となっています。

 

BEST OF MINPAKU一棟型民泊部門とは

BEST OF MINPAKUは、民泊施設の魅力や運営力を多角的に評価し、年間の優秀施設を表彰するアワードです。

なかでも「一棟型民泊部門」は、建物全体を貸切で利用できるスタイルの施設を対象としており、家族やグループ旅行、プライベート空間を重視する層から高い支持を得ています。

地域性や独自のコンセプトが光る施設が多数ノミネートされる注目部門です。

 

2025年一棟型民泊部門1位は「今昔荘 大阪 天保山 – 観桜 -/大阪府大阪市」

今昔荘 大阪 天保山 - 観桜 -

2025年のBEST OF MINPAKU一棟型民泊部門で堂々の第1位に輝いたのは、「今昔荘 大阪 天保山 – 観桜 -」です。

大阪・天保山の歴史ある街並みに溶け込むこの宿は、春の桜をテーマにした空間演出が魅力。

古き良き和の趣と現代的な快適性を融合させた空間で、家族やグループでの滞在に最適な設計です。

大阪港エリアへのアクセスも良好で、観光拠点としての利便性も高く評価されました。

「儚さの美」を感じさせる演出と地域文脈の融合が、審査員・利用者双方から高い支持を集めました。

 

2位以降のノミネート施設紹介

一棟型民泊部門では、全国から個性あふれる宿泊施設がノミネートされました。

ここでは、2位〜10位の施設を地域別にご紹介します。

 

第2位:浅草エイト/東京都台東区

和モダンのインテリアと55㎡の広々空間が魅力のコンドミニアム。

長期滞在にも対応しており、稼働率95%超えの高評価物件です。

浅草の下町情緒を味わえる立地も、訪日旅行者に人気です。

 

第3位:TUZUMI WAKAYAMA SUSAMI/和歌山県すさみ町

紀州材を使用した温もりのある内装とオーシャンビューが魅力。

全5室に露天風呂を備え、プライベート感あふれる癒しの滞在が可能です。

 

第4位:テラス ヴィラ 癒穏-Terrace Villa Eon-/和歌山県白浜町

南紀白浜に位置する源泉かけ流し温泉付きヴィラ。

白良浜の絶景を望めるテラスと高いホスピタリティが高評価の理由です。

 

第5位:d3 HOTEL +/大阪府大阪市

最大15名が宿泊可能な一棟貸し施設。アートに囲まれた特別空間が特徴で、

梅田・USJ・道頓堀など主要観光地へのアクセスも抜群です。

 

第6位:e-stay namba/大阪府大阪市

なんば中心部に立地し、関空直通の好アクセスが魅力。

大人数向けに快適性を追求した設備設計で、家族連れやグループ利用に支持されています。

 

第7位:Hotel Ciel Hills 302/東京都墨田区

押上駅から徒歩3分、スカイツリーも徒歩圏内。

機能性とデザイン性を両立した、都市型の長期滞在向け物件です。

 

第8位:Kin-Con-Kan 1F/沖縄県那覇市

沖縄ワールド徒歩圏、空港からのアクセスも良好な宿。

モダンな内装と高い利便性で、家族・グループの旅行者に好まれています。

 

第9位:Joint Court Itabashihoncho-B(いたぽんB)/東京都板橋区

和モダンな内装が印象的な新築物件。都心部へのアクセスが良好で、

静かな住宅地に位置しながらも観光拠点として人気です。

 

第10位:HOUSE千本中101/大阪府大阪市

閑静な住宅街にある広々空間の宿。なんば・梅田への好アクセスを誇り、

家族や友人とのプライベートな滞在に適しています。

 

ノミネート施設は下記ページの民泊ランキング部門別で「一棟型民泊部門」を選択してご確認ください。

2025年 BEST OF MINPAKU

 

一棟型民泊部門のノミネート施設で共通していること

一棟貸切ならではのプライバシーと安心感

ノミネートされた一棟型民泊施設は、すべて一棟まるごと貸切で利用できるため、他の宿泊客との接触を避けたプライベートな滞在が可能です。

特にコロナ禍以降、非接触・プライバシー重視のニーズが高まり、安心感のある環境が選ばれる理由となっています。

 

グループ・ファミリー利用を想定した広い間取りと設備

どの施設もグループや家族での滞在を前提とし、2LDK~4LDK以上の広々とした間取りを用意。

複数のベッドルームやバスルーム、大型ダイニングやキッチン、BBQスペースなどが完備され、快適な長期滞在に適しています。

 

一棟型民泊部門のノミネート施設の差別化ポイント

一棟型住宅の外観

地域資源を活かしたテーマ性のある空間演出

多くの施設では地域ならではの文化や自然を活かした空間設計がなされており、単なる宿泊にとどまらない「体験型の滞在」が実現されています。

たとえば第1位の「今昔荘 大阪 天保山 – 観桜 -」では、天保山と桜という和の美意識がテーマ。

第3位の「TUZUMI WAKAYAMA SUSAMI」では紀州材やオーシャンビューを活かした内装が特徴的です。

宿泊者の記憶に残る世界観づくりが差別化の要となっています。

 

温泉・露天風呂・テラスなど体験価値の追加

滞在そのものを“特別な時間”に昇華させる体験設備の充実もポイントです。

第4位「テラス ヴィラ 癒穏」では源泉かけ流し温泉が楽しめ、第2位「浅草エイト」は和モダンな空間に加え、観光拠点としても高評価。

また、屋上テラスやジャグジー、BBQスペースなど非日常を演出する設備を備える施設が多く、宿泊者にとって「また訪れたい」と感じさせる付加価値が評価されています。

 

おわりに

一棟型民泊部門のノミネート施設は、いずれも個性豊かで宿泊者の心に残る工夫が光ります

ただ泊まるだけでなく、その地域や空間を「体感する」宿泊体験が、選ばれる理由です

今後の民泊運営において、こうした差別化のヒントを取り入れることで、より魅力的な施設づくりが可能になるでしょう。

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榊原 啓祐
ハウスクリーニングや壁紙再生事業でフランチャイズ本部事業等を立ち上げ、僅か5年で400店舗以上を出店。民泊事業には2015年8月に参入し、現在では民泊運営と共に、リゾート地での貸別荘もスタート。ハウスクリーニングの経験から、民泊清掃の第一人者でもあり、これからの民泊業界を牽引する若き経営者。